5月に,
シンガポール→スリランカ→バンコクを訪れたことはこの記事で述べた.
今回の旅行,シンガポールでは,船のかたちのMarina Bay Sandsに泊まった.
プールはこんなん.
毎日,比較的,おめかしをしてヘルスケア関係者と会ったりなどしていたので,
完全なゴージャスな数日間.
一転,Sri Lankaは,数日間
田舎町で,一泊3000円程度の宿に泊まり, beachでひたすら1人で波遊び.
そして,最終一泊は,首都のColomboに.
本来の予定では,タイに住んでいた頃にで同じ習い事をしていたSri Lankanの女の子の家に
泊まる予定だったのだが,彼女がインフルエンザにかかってしまい,ドタキャン.
急遽,宿探しをすることに.
と言っても,待ち合わせスポットの辺りはこんなん.
よく分からない蚊が飛び交い,
道路はデコボコ,
挙げ句の果て,道路に明らかに薬物使用の後があちらこちらに…
今まで訪れた中でも,マニラのスラムと匹敵する汚さだった.
しかも,マニラは空港からスラムまでに比較的綺麗な場所も見えたけれども,
Colomboに関しては,駅から待ち合わせスポットまでずっとこんなん.
公衆電話もないし,困って現地人に,
携帯を借りたりしていたところ,
明らかに外国人が話しかけて来た.
Sri Lankaの写真のような場所では,Sri Lankan以外はバックパッカーしか見ないので,
smart casual な服装で白人&モンゴロイドの彼らは明らかに異質だった.
「どうしました?」明らかに東欧訛りの英語で話しかけて来た彼らは,
話を聞くと,大使館員.
事情を説明すると,ホテルを手配してくれると言う.
最大限の警戒をしつつ,お願いをし,ホテルまで送ってもらうと…
なんじゃこりゃである.
さっきまでいた街の中心部は,
スラム,スラムよりちょいマシ,スラム,劣悪,バックパッカー街,スラム
…の連続で,
こんなホテルがあるとは思いもしなかったが,
街の中心から少し外れたところには,こんなホテルがあったのだ.
夕食時には,
彼らが,
大使館員&Sri Lankaで働く母国の方,総勢10名程度の食事会を開いてくれたのだが,
レストランに行ってまたびっくり.
白人,白人,白人…モンゴロイド…
朝,ColomboについてからSri Lankan以外はバックパッカーしか見なかったので,
もはや外人は住んでいないのでは?と思っていたが,
ここにいたのね!と驚かずにはいられなかった.
値段も,街のレストランの約10倍.
おしゃれな葉巻を吸うお客さんや,
ヴィトンの鞄を持つマダム…
私は,バックパッカー旅行があまり好きではない.
もともと景色やお寺に興味がないし,バックパッカー仲間と出会うことにも興味がない.
もちろん,バックパッカー旅行にも良いことはあるだろうし,
Sri Lankaの初めの数日,安宿に泊まりbeachで遊んだのは楽しかったが,
それでは得られない,見られないものがたくさんあると思う.
例えば,私が,colomboの待ち合わせスポットで,
バックパックにビーサンという出で立ちでうろうろしていたら,
大使館関係者などは話しかけて来なかっただろうし,
ホテルについてちゃんとドレスアップしてお礼に行かなかったら,
他の大使館員との食事会など企画してくれなかったと思う.
この食事会は,本当に楽しかった.
彼らの祖国は,ソ連崩壊後に出来た新しい国で,
「ゼロから国を作る」ということを経験した方々が
都市計画
公衆衛生対策
様々なことを,Sri Lankaの現状と比較しながら話してくれ,
夜中の3時頃まで楽しんだ.
そして,翌朝は若手の大使館員とヒルトンで朝食をとった.
海外では,日本ではあり得ないレバレッジがかかる.
そのレバレッジを楽しむ旅をするのなら,
バックパッカーじゃないと思うのです.